はやぶさ2号では、回収装置がうまく動作する様に改良して欲しいと思う
2010-11-17


はやぶさが持ち帰ったサンプルがイトカワのものだったことが判明して、関係者は大喜び。

 「これでプロジェクトは、全部成功。」と言っている人がいたが、果たして、そうかなと思った。

 結局、回収装置が動作せず、偶然開いた取り入れ口から粉塵がうまく入ってくれてラッキーだった。

 イオンエンジン全停止や通信途絶等何度も致命的なトラブルに見舞われて、それらを遠隔操作だけで、解決出来た手腕には頭が下がるが、これもラッキーだった面もあると思う。

 優れた技術力(万が一の為の柔軟性を持たせた設計を含めて)、的確な地上制御と決して諦めなかった根気等々の積み重ねが結果としてプロジェクトの目的達成につながったと思うが、はやぶさ2号では、回収装置がうまく動作する様に改良して欲しいと思う。

 また、小惑星の場合は、軟着陸と離陸がしやすいが、火星とかもう少し大きめの小惑星や木星の衛星等からもサンプルを持ち帰って欲しい。

 それには、もっともっと科学技術関係の予算が必要だ。

 今回の快挙は、本当に限られて厳しい予算の中での達成だけに、そういった面では高い評価を受けても良いと思う。
[天文]

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