畜産物は輸入飼料で生産されているものは安全。
2011-03-21


畜産物の放射能被害は、自給草地で栽培した牧草等を与えている場合には、飼料を通じて家畜の体内に入り、血液を通じて、微量の放射能が生乳が検出される場合もあるが、大抵の酪農家は、輸入穀物飼料、輸入粗飼料(アメリカやオーストラリアで収穫されたものを乾燥させてコンテナに圧縮して大型船で横浜等に揚港されて、農家に配達される。)為に、飲水が汚染されていない限りは、安全である。

 また、配合飼料は、輸入された原料に基づいて飼料工場で生産されているが、全て密閉された容器・空間の中で、製造されて、更に、専用車(密閉されている)で配送されて、密閉された農家の飼料タンクに蓄積される為に、安全面は維持されている。

 飼料工場も原発周辺にはないので、製造工程で放射線を浴びるリスクはない。

 これは、養豚、養鶏飼料についても大部分が輸入原料で加工された配合飼料なので、安全。つまり、畜産生産者は、直接放射線の影響を受けている地域を除いて、水にだけ用心すれば、安全な畜産物を供給することが可能。

 むしろ心配なのは、ほうれん草やレタス、トマト等、ハウス物を除く、やはり路地野菜なので、特にここ1ヶ月間位は、用心した方がよいだろう。このまま原発事故が無事に終息すれば、放射能の影響も1〜2ヶ月で消えて、臨界事故ではないので、半減期等の関係もあり、比較的早い時期に放射能被害はなくなると思う。

 野菜工場(最近では、工場で野菜や作物生産が可能になっている。)が現在、稼働を開始しているが、野菜工場で人工環境で製造された路地野菜は、非常に安心で、デパート等でも販売されている。

 但し、5号、6号が既に冷温停止となったものの、それ以外は、これから自己冷却システムの復旧及び自衛隊による瓦礫の除去作業、その後のシールド作業等が行われて、廃炉に向けた手続きが踏まれると思うが、その作業の過程で、幾分放射能排出が増える可能性もあり、要注意。
[地震]

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