地震は起こるときに必然的に起きる。今起こるか、千年先か、そんなの茶番である。
2011-03-14


地震から30分後に津波がやってきた。

 当時の録画をみているが、気象庁の発表は、気仙沼他で、高さ3bの津波を予報していた。ところが実際には、7〜10bの津波が押し寄せた。

 気象庁の予報がもし正確であれば、全滅を免れた町・村もあった筈。

 これまで、何十・何百と予報を出して置きながら、不正確な予報が続いている。これでは、予報の意味を成さない。

 地震後に1000年に1回とか、地殻破壊三連鎖計6分と学者先生が発表しても、亡くなった人達は、蘇られない。

 [URL]

 地震の予知に関しては、国内の様々な学術会議がもたれているのに成果を挙げていないのは何故か。

 それは、前世紀以来の古い単一的手法に拠っているからである。それは、現象観測を重視する姿勢だが、どこかのテレビ放送局でやっていたが、「象の尻を触って全体の様子を推測」するものだという。

 その様な無駄な手法によるよりも、天体力学とプレートテクトニクスの融合を図り、まず、正確な地殻の状況をリアルタイムに国際規模で認識し、脆弱部分のリストアップし、その部分毎での発生確率を算出すること。

 また、私がやっている様に天体力学に基づいた潮汐力が地震の誘発要因になるということを実証し、その力学計算式に基づいて、地殻の脆弱部分がどの程度、影響が及ぶかを、予測出来れば、発生時期のおおまかな予想が出来る筈。

 惑星地殻学では、天体力学による潮汐力が地殻に大きな作用を及ぼしていること、それは、木星の衛星イオ等の地殻活動等をみれば明らかである。また、マントル対流が起こっていないとされる月面での地震の説明等、多々ある。

 気象庁では、19世紀以来の地質学・地学の知識・研究方法に基づく古い方法にしがみついているので、地震はおろか、津波の正確な予報さえも出来ないのである。

 遺跡を発掘して千年に一度とかいって、自分を慰めているが、実際、地球の歴史の中で、千年なんて、刹那の時間である。つまり、千年周期がどうのこうのといっても、それをもとに予知すること等は出来ない。

 地震予知学の科学的手法を、今回の震災を契機に見直すべきだ。
[地震]

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