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ここになってまた、海外の切手が多く登場する様になる。特にモンゴル関係の仏像切手の発行点数が異常に多い。その中でも特異なのが、開眼観音でモンゴル第八代活仏ボグド・ハーンが盲目となったので、その目が再び開く様につくられたそうである。また、多羅菩薩(ターラー菩薩)も日本では、あまり目にすることがない仏像である。スリンランカ、モンゴルの3種類が紹介されている。
第4章天部諸尊
やはり梵天等海外のものが多い。インドのラクシュミの切手がなかなか良い。サラスバティ−やナーガも多く図案化されている。
補1 羅漢及び高僧像
補2 神仏習合の尊像
ここまで記述されているのは、仏像関係の専門書でも少ないのでは、蔵王権現、熊野夫須美大神、中津姫命像等がある。
いずれにしてもこの一冊で仏像のことがかなり判る様になると思う。3年前に仏教芸術コースに入学した時にこの本があれば、暗闇の中で、象の姿を手探りで知ろうとする様な苦労はしなかっただろう。