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先週の日曜日で終わった日本美術史資料研究と仏教芸術資料研究の
レポートをなんとか仕上げた。
読み返してみると、間違いが多く、体調が悪いとこんなものかと思う。源氏物語の橋姫の巻の視点導入を図をコンピュータで作図したが、これが旨く出来ない。それでも合計10枚位のレポートをプリンタで出力して、表紙をつけてホッチキスで閉じて出来上がり。
参考文献や注釈等の書き方もまずい部分が目立った。
卒業論文も源氏物語絵巻を取りあげるが、やはり、全ての場面について、詞書の本文校異から、解釈、画面との対照、構図との関連について分析を行う必要があると感じた。
同じ、橋姫の巻でもやはり、国宝源氏物語と近世土佐派では、雲泥の出来具合の差があり、近世の作品は、比較として使用するか、もしくは、良くても、国宝源氏物語に選択されていない場面等を調べる時に利用する程度にとどめておいた方が良いかも知れない。
現在、国宝源氏物語は、詞書の書風から、10巻本に分類されているが、詞書のテキスト分析を行う事で、果たして、現在の分巻が正しいのかそうでないのかを判断する材料にも使用出来る事に気がついた。これも論文にまとめて、国文学として発表しても、それなり、価値があると思う。恐らく既に先行研究などもあると思うが、骨の折れる作業だけに目先の派手さを追う研究が多いこの分野だけに案外穴場かも知れない。